【今日の臨床】肩関節屈曲時に詰まり感を訴える症例
どうも!
北海道支部セミナー情報
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◯OPA導診法ー気血水臓腑経絡論ー
・日時:
11月11日(土曜日)14時〜19時(受付:13時50分〜)
11月12日(日曜日)10時〜16時(受付:9時30分〜)
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本日も症例報告をしていきたいと思います。
それでは早速症例報告です。
症例報告
症例は左肩関節屈曲時に詰まり感を訴える40代男性です。
本症例は100°程度屈曲した際に肩関節に詰まり感の訴えが聞かれている方です。
肩関節に詰まり感の訴えをする方は結構多いのではないでしょうか?
トリガーポイントの視点で考えた際に、90°以下で症状が生じる方は棘上筋が第一選択となりやすく、90°以上は 棘下筋が第一選択になりやすいと言われています。
また、三角筋のトリガーポイントも詰まり感を生じさせます。
本症例の場合は100°程度なので、棘上筋、棘下筋どちらかに判断するのが難しいのでそれぞれにアプローチを行い、三角筋にもアプローチを行いました。
リリース後はわずかに屈曲角度が改善したものの、著名な変化はみられませんでした。
こういう場合もあります(笑)
それでは気を取り直して再度評価したところ、左前腕が回内位になっていました。
これは非常に怪しい!
前腕が回内位になると運動連鎖で肩甲上腕関節も内旋位になってしまいます。
また、それに伴い肩甲帯はプロトラクトしてしまいます。
肩関節屈曲時において上腕骨は外旋を伴いながら屈曲していきますが………
本症例の場合、前腕回内位となっているため、内旋位での肩関節屈曲となりやすくなっている事が考えられました。
と、なるとアプローチする部位は
円回内筋と方形回内筋
になりますね。
上記の筋にアプローチをした所、肩関節の詰まり感に改善がみられ、屈曲角度も改善されました。
肩関節の詰まり感は非常に多い訴えではありますが原因は様々です。
やはり全身の評価が大切ですね。
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最後までお読み頂きありがとうございます。