『君の腰は』
こんにちは!
Oriental Physio Academy高知県・広島県支部長
理学療法士の藤村雄希です。
http://oriental-physio-academy.jimdo.com/
高知支部セミナー情報
この度高知でOPAのセミナーが初開催されます!!
10/22:高知
OPA導診法〜アナトミートレインと経絡五行論
受講料:12,000
未だに僕は観てはいませんが、去年の話題になった映画と言えば『君の名は』でしょう!
その主題歌、挿入歌を歌っていたRADWIMPSの野田洋次郎さんがギックリ腰になったそうです。
https://mdpr.jp/news/amp/1714720
ギックリ腰に関しては筋肉が原因のことがほとんどで、トリガーポイントへアプローチすることで改善することが多くあります。記事をみる限りでは神経症状も出て無いようなので、トリガーポイントによる可能性が高いと思われます。
ギックリ腰に臨床で遭遇して困るのは、痛みでほとんど評価できないことだと思います。
そして何と言っても、患者さんは早く症状を治して欲しいと言うことです!!!
評価が難しい中でもトリガーポイントを知っておくと痛みの部位などから原因筋を判別することができます。
今回はギックリ腰の原因となりやすい3つの筋肉について書きたいと思います。
多裂筋のトリガーポイントは
『関連する椎骨の症状は非常に重症となり、前後左右の動き全てを制限する』
と言われており、ギックリ腰の症状とも一致します。ギックリ腰の原因の一つとして関節円板の挟み込みも挙げられていますが、その関節円板と付着している筋肉が多裂筋なので解剖学的にも関連があります。
腰方形筋のトリガーポイントは
『咳やくしゃみは鋭い痛みをもたらし、動くのが億劫になる。患側に寝返りを打ったり、横たわることができないこともある』と言われており、記事にもあるように寝返りが難しくなったり、咳やくしゃみで症状の増悪がみられます。ギックリ腰の発症の原因としても良く聞くものでは無いでしょうか?
大腰筋のトリガーポイントは
『立つことや歩くことが全くできなくなる。まっすぐに立てない場合は大腰筋のトリガーポイントの可能性が高い』と言われており、ギックリ腰で身体が起こせず屈曲位のままで動かないといけないケースも良くみるのでは無いでしょうか?
ギックリ腰の患者さんはできる評価はかなり限られ、即時的な改善を求められることが多いと思うので、知っておくと役に立つ事がありますよ!