新人理学療法士におススメする書籍5選

Oriental Physio Academy高知県広島県支部
理学療法士の藤村雄希です。
 
 

先日、第53回理学療法士国家試験の合格率が発表されましたね。

 

合格率は81.4%でした!

 

合格された新人理学療法士の方、おめでとうございます。

そして、合格された皆さんはもう新しい職場で働き始めている人も多いのでは無いでしょうか?

 

 

 

 

 

最初の内は物療や事務仕事など、理学療法士免許が届くまでは雑用している方もいるかも知れませんが、実際に働き始めて一人で患者さんを診ていくと様々な壁にぶち当たると思います。

 

そこで今回は、新人理学療法士の方におすすめする書籍を5冊紹介したいと思います。

 

 

 

 

 

【動作分析編】

 

 

 

この本は、歩行のバイオメカニクスで有名な石井慎一郎先生の本です。

最近は、教科書としても使っている学校があるので、持っている方もいるかもしれません。

 

僕はこの本自体は持っていないんですが、この本の前身となる本を持っています。

実際にセミナーにも何度か参加しましたが、大学教授ということもあり、基本動作のバイオメカニクスがかなり分かりやすく書かれています。

基礎を学ぶには良い書籍だと思います。

 

 

 

 

 

臨床実践 動きのとらえかた   何をみるのか その思考と試行

臨床実践 動きのとらえかた  何をみるのか その思考と試行

 

 

この本は、BiNiアプローチの山岸茂則先生が書かれている本です。

動作の見方や統合と解釈の仕方、バイオメカニクス的な視点や神経学的な視点と様々な事が学べる良い書籍です。

 

 

 

 

 

【評価編】

 

運動機能障害の「なぜ?」がわかる評価戦略

運動機能障害の「なぜ?」がわかる評価戦略

 

 

この本は、最近「なぜ~」シリーズをいくつか書かれている工藤慎太郎先生が書かれている本です。

症状に対して、どのような障害の可能性があるのか?を提示しており、その可能性に対しての個別の評価が分かりやすく書かれています。

学生が良くぶつかる統合と解釈をする上で、こういう流れを学ぶにはとても良い書籍だと思います。

 

 

 

 

 

【治療編】

 

誰でもできるトリカ゛ーホ゜イントの探し方・治し方

誰でもできるトリカ゛ーホ゜イントの探し方・治し方

 

 

複雑な症状を理解するためのトリガーポイント大事典

複雑な症状を理解するためのトリガーポイント大事典

  • 作者: デヴィン・J.スターリアル,ジョンシャーキー,Devin J. Starlanyl,John Sharkey,伊藤和憲,皆川陽一,皆川智美
  • 出版社/メーカー: 緑書房
  • 発売日: 2017/12/01
  • メディア: 大型本
  • この商品を含むブログを見る
 

 

この二つは以前にも紹介していますが、トリガーポイントに対して全般的に把握できる本です。

ボバースやPNF、関節モビライゼーションなど多くの手技に関しては、かなり細かく行わないといけないので本を読むだけいきなり出来るものではありません。

 

しかし、このトリガーポイントに関しては、痛みの症状を確認することで治療対象となる筋肉を判別できますし、治療自体も押すだけで可能ですので新人理学療法士の方々でもすぐに実践出来るアプローチです。

 

最終的に自分がどういった治療法を行っていくにしても、筋肉系の手技は必須になるのでまずはこの本から学んでみてはいかがでしょうか?