セラピストVSセクハラ
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千葉県支部長
田村 健太
訪問いただきありがとうございます。
今日はとんでもないニュースが飛び込んできましたね。
大学教授の停職問題。タイトルにもありますが、学生に対してのセクハラがあったそうですね。
今回は学生ですが、我々セラピストも特に男性のセラピストは常にこの問題に晒されてしまう可能性があります。
この記事だと、若干確信犯的なハラスメントもみられていますが、そうでなくてもセラピストである我々にとって、異性への背術中での身体的な接触というのは常に気をつけなければいけない問題になります。
私の先輩セラピストの方でも、その気は全くなかったのにも関わらず、セクハラと言われ、訴えられかけたことがある経験をしています。
この問題は、年齢を重ねたから。とか、おっさんだからだ。とかは関係はあまりないんですね。
もちろん清潔感がなくて、笑い方だったり、表情の出し方によって特に異性が不快感を感じやすい仕草をしてしまうような人は、その気が無くても勘違いされてしまうリスクは上がります。
ですが、上記のようなことがなかったとしても、経験年数の少ないセラピストの方がセクハラだったり、わいせつな行為と患者さんから判断されてしまって、裁判を起こされてしまうリスクは高いように思います。
理由はいくつか考えられますが、大きくは2つあると私は思っていて、それは大きく分けると
患者さんの同意を得ていない治療を行う。
セラピストの触診技術が不足している。
この二つに分けられて、訴えられてしまう人は上記の2つを常に行ってしまっている。
と思います。
治療を行う中でどうしてもデリケートゾーンに近い部分へのアプローチが必要なことってありますよね。
特に股関節へのアプローチの時なんかはそうなんじゃないでしょうか。
この時に、自身がなぜそこにアプローチをする必要があるのかをしっかりと評価したことを説明する必要があります。
例えば腰痛の方に対して股関節をアプローチする時には、説明がなければ患者さんは
なんで腰が痛いって言ったのに足の付け根やお尻を触ってくるの?
もしかして・・・
と思ってしまっても不思議ではありませんよね?
我々からしてみればそこを治療することに対して不思議に思わなくても、患者さんは知識を持っていませんから、邪推されてもおかしくはないです。
それで効果がでなければ、さらに不審に思っていきます。
もう一つの触診技術が不足していることについては、触り方の問題ですね。
同じ場所を触っていても、技術のあるなしで感じ方が変わります。
一方は何も感じない、もしくは気持ちいいと思えるのに対して、技術が不足している人に触られれば、不快感を感じてしまうことも多くなります。
ましてやラポール形成がされていない初回介入の時にやってしまえば最悪ですね。
そのまま帰ったのちに弁護士に相談。という方も出てきてしまいます。
そうなったらもう勝ち目は無くなりますね。
説明もしないで触る。その触り方もいやらしく感じた。
これを覆すのは困難です。
音声データだったり、書面による同意書がなければ戦うことも難しいのではないでしょうか。
特に男性セラピストが女性の患者さんに訴えられたら大変だと思います。
痴漢とかでも、冤罪を証明することって相当難しいと言われていますからね。
別に訴えられないように技術を上げろ。とは言いませんよ?
患者さんを良くしたい。
この一心でしっかりと努力している人は多分大丈夫ですから。
小手先の技術だけでなくインフォームド・コンセントも大切だと気づくのも早いでしょうし。何よりその気持ちは患者さんには伝わると思うので。
ですが、その気持ちが少し薄れがちになってくる1年目の後半から5年目くらいのセラピストは、個人的には注意したほうがいいと思います。
周りにもいたんですよ。
それくらいの少し自信がついてきたセラピストが患者さんに説明なくガシガシやって自己満足してはい終わりましたよー。
みたいな人が。
こういう人は、触り方も雑な人が多いですし、患者さんによっては不快感を得やすい状態になってしまっています。
なので、常に思いは忘れずに自らを磨くことを怠らないことが大切ですね。
触診技術が上がれば、治療技術も上がりますし。一石何丁になるんだろ?
もし、触る技術。直す技術の土台を作りたい!!もしくはセクハラと勘違いされない触り方をしっかりしたい!!という方は、OPAの体づくりのセミナーを受けてみてください。1日でめっちゃ変わりますよ?
今後の予定
2/9 伊丹 【定期施術会】
2/10 大阪 【トリガーポイント 腰下肢編】
2/17 東京 【トリガーポイント 肩上肢編】
2/24 東京 【定期施術会】
3/3 大阪 【トリガーポイント 肩上肢編】
3/17 東京 【トリガーポイント 腰下肢編】
3/23 札幌 【腰痛に対するトリガーポイント】
3/24 札幌 【経絡導診法LEVEL1〜アナトミートレインと本経アプローチ〜
4/21 東京 【トリガーポイント 膝足部編】
最後までお読みいただきありがとうございました。
千葉県支部長
田村 健太