【症例報告】バレーボール中に足関節を捻挫した40代男性
From千葉県支部長
田村 健太
訪問ありがとうございます。
皆さんお久しぶりです。
今年度に入ってなかなか更新できませんでしたが、また再度定期的に記事を書かせていただきます。
読まれた方が少しでもなにか得るものができるようにしていきたいと思います。
さて、今回の記事ですが症例報告です。
40代男性
疾患名:左足関節靭帯損傷
主症状:歩行・跳躍時の内外果周辺の疼痛
経過:バレーボールの練習中に着地時に足関節を捻ってしまい腫脹出現、1ヶ月柔道整復師にシーネ固定で経過観察し、腫脹は消失したが、歩行時や跳躍時に左内外果周辺にNRS6~7の疼痛が残存している。
この方は炎症症状が治まってからも疼痛に変化がなく、そのため理学療法スタートとなりました。
アライメントをみてみると、立位での踵骨が外反しており内反の可動性が著明に制限されていました。
また、背屈時に外果、底屈時に内果に痛みを訴えていました。
さて、内外果への痛みがある場合に考えられるのは
内果では長趾屈筋と母趾外転筋。
外果では腓骨筋群になります。
今回は長趾屈筋、長腓骨筋、第三腓骨筋の三つをリリースしたところ、歩行時には疼痛消失、跳躍時はNRSが2まで軽減しました。
跳躍時に背屈位からの運動の切り替えの際にストレスが高まり疼痛が出現していると考えていますので、疼痛が残ってしまったのはリリースが不十分だったからか、また違う原因が残っているのだと思いますので、また改めてみていければと思っています。
ですが、今回治療したことで、バレーボールもやっていけそうだという言葉を頂くことができました。
一回の介入では取りきれなかった症例でしたが、それでもしっかりと良い変化をですことが出来ています。
私自身もまだまだ精進してより良い結果が出せるようにしていこうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今後の予定
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田村 健太