帯状疱疹後の神経痛に対するトリガーポイント
こんにちは!
Oriental Physio Academy高知県・広島県支部長
理学療法士の藤村雄希です。
http://oriental-physio-academy.jimdo.com/
高知支部セミナー情報
この度高知でOPAのセミナーが初開催されます!!
10/22:高知
OPA導診法〜アナトミートレインと経絡五行論
受講料:12,000
今回は、少し前に遭遇した『帯状疱疹後の神経痛』と診断された方をみる機会があったのでその症例報告をしたいと思います。
主訴は数日前から始まった頭痛です。
『帯状疱疹後の神経痛』と診断され、神経障害性疼痛に対する薬である「リリカ」を処方されその日は痛みが改善していたが、次の日からは痛みの改善なく頭痛が続いている方でした。
帯状疱疹の臨床徴候や症状としては、発熱、悪寒、頭痛と倦怠感、痛み、かゆみ、感覚過敏、他の症状の4〜5日後に現れるデルマトームに沿った皮膚発疹と言われています。部位は体幹部が多いようですが、全身のどこにでも起こる可能性があるようです。
今回は、側頭部痛という事で側頭部痛に関連する筋として胸鎖乳突筋、僧帽筋上部繊維、後頭下筋をチェックし、トリガーポイントリリースを行いました!
『帯状疱疹後の神経痛』に対してのアプローチは今回初めてで、アプローチ前は改善するのか分かりませんでした。しかし、とりあえず出来る事をやってみようと上記の3つの筋にアプローチをしてみるとアプローチ後は症状消失し、その後も再発せず無事過ごせているようです。
この度ブログを書くにあたって少し調べてみると、ペインクリニックのDr.も『帯状疱疹後の神経痛』を神経障害性疼痛ではなく、筋膜痛と捉えている人もいるようです。
今回のように神経障害性疼痛を疑われている方でも、神経障害性疼痛に対する薬が効かないや症状の増減があるなど、その他の可能性が考えられる場合は今回のように良い結果が得られるかもしれません。