なぜトリガーポイントなのか
From
千葉県支部長
田村 健太
訪問ありがとうございます!!
今回は、なぜ私が治療手技としてトリガーポイントを選択して使っているのかについて書かせていただきます。
出会い
私がトリガーポイントに出会ったのは、1年目の冬でした。
私は理学療法士として臨床に出てすぐに、なんとか結果を出したいと思い、色々なセミナーに行きまくり、治療手技を学んでいっていました。
中には手を触れずに治療を完了する手技についても学び、少しずつ結果を出せるようになっていました。
そんな中、秋頃だったと記憶していますが、ある人のことを聞いたのです。
それが、OPA代表の波田野さんでした。
Facebookやブログを拝見すると、記事がとても過激。ですが、私の考え方にも似た点がたくさんありました。
周りの人から話を聞いても腕は抜群だ。と誰しも言っており、私はどうしても波田野さんのセミナーに出てみたくて色々と探してみましたが、なかなかスケジュールが合わず、ようやくスケジュールがつけられたのが、年明けに埼玉で開催された現在TORAsの会長である千葉道哉さんとのコラボレーションセミナーでした。
そのセミナーに参加して話を聞いていると、
「あれ?Facebookで拝見しているような感じの人じゃない。すごい穏やかな方だな」
と感じました。
ですが、治療のことについては抜群でした。
次の日からの臨床がまた大きく変わって、今までとはまた違う視点から見れるようになってきて、とても楽しくなったことを覚えています。
どっぷりハマる
それから、2年目になり触らなくても身体の状態を変えるということに少し慣れてきた頃、理論を考えていくうちに、
『あれ?この手技自分のデータベースがない状態でやってたら、結果は出るかもしれないけど成長止まるんじゃね?』
と思うようになってきました。
そんな時、頭によぎったのが波田野さん。
しっかりと身体に触り、アプローチをしていくことで抜群の結果を出している。
アプローチ自体もシンプルな方法考え方。
これだと思って、波田野さんのセミナーに参加することを最優先にスケジューリングして行きました。
そこから何回かセミナーを受けさせていただき、そのシンプルさと結果の出しやすさに臨床で驚くことが多く、
『これを深掘りすることができれば成長がいつまでもできるんじゃないか』
と感じ、
『生涯かけて深掘りしていくんだったら、一番の人についていくほうがいいに決まっている』
ということで、波田野さんにお会いできた際に支部長として参加させていただけないかとお願いさせていただいたんです。
データベースとして最高
私は自身が臨床データとして積み重ねていくときに、トリガーポイントは最高のものなのでないかと思っています。
その理由は、以下の通りです。
・アプローチが筋に対してシンプルに行われる。
・痛み、痺れに対する評価が一瞬でできる。
・アプローチが正しいかどうかをやりながら確認できる。
・説明がしやすく、ドクターからの理解も得やすい。
・痛みだけでなく、動作もすぐに変わる。
・解剖学・運動学を学ぼうとする意欲が出てくる。
・触診力が抜群に上がる
こんな感じでメリットがたくさんあります。
まあ、唯一デメリットと言えることといえば
やられる人はかなり痛い
ということですね。
トリガーポイントはペインスケール7〜8めがけて刺激を入れていきます。
そのため痛みが苦手な方に対してラフなやり方をすると、なかなか深いところまでリリースできない手技になります。
だからこそセラピストとしてのパフォーマンスアップを目指しているのですが・・・
新人でもベテランでも
データベースを蓄積していくことは今後何十年と続くセラピスト人生でとても大切なものになります。
データベースをしっかりとためていくことで、リスクも下げられますし、何より評価に時間を取られなくなります。
また、ある程度データベースが溜まってきた方であれば、なおさらシンプルに結果を出せるようになるので、自分が疲弊しなくてもよくなってきます。
ですので何年目の方でも、トリガーポイントは学んでいただきたいですし、学んでやってみて少したった方でも、定期的に復習してもらいたいですね。
復習してみると新しい発見が結構できるので。
復習にも触れてみるのにも最適な本はこちら
そんな感じで、今日はなぜトリガーポイントなのかについて私の体験談をお話しさせていただきました。
今後の予定
www.bodymindspiritresearchlab.com
12/9 脳卒中からアスリートまで使える歩行の真実
12/16 OPAサッカーメソッド 東京 OPA
12/23 代表波田野による定期施術会 東京 OPA
最後までお読みいただきありがとうございました。
千葉県支部長
田村 健太