なぜ人は常に時間の使い方を「火消し」に当てるのか
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千葉県支部長
田村 健太
ある病院のリハビリテーション科。科長である岩本は悩んでいた。
時間がない・・・
出勤すれば必ず行う入院患者への介入
カンファレンスの準備
リハ説の準備
スタッフから上がる家屋調査、カンファ、リハ説、実績などの報告書のチェック
来月のスタッフのシフトの作成と調整
ドクターや看護師長との話し合い
病院全体の会議
リハ科での会議
次の出勤日に少しでも時間に余裕ができるように今日頑張って様々なタスクをこなして
「これで明日はもう少し余裕を持って仕事ができる」
そう思った時に出てくるインシデント、アクシデント。
何かを一生懸命こなしても後から後から仕事が出てきてその場で対応していく毎日・・・
これは何が悪いのでしょうか?
人が行動するときの原理から考えてみましょう。
人は何かをする時に
重要度
と
緊急度
を秤にかけて優先順位をつけています。
なので、何かやろうとした場合
重要で緊急度が高い
重要ではないが、緊急度が高い
重要だが、緊急度は低い
重要でも緊急でもない
の順に行おうとします。
どの場合でも今目の前にある事項について対処しようとしてしまっています。
また、人は時間を使うときの順番を決める際には、上記の他に
「理屈」と「感情」を加えて順番を決めていきます。
・人から嫌われたくない
・他人から認められたい
といった感情から本来やるべき仕事よりも優先順位を上げてしまうことも多々あるのです。
では、そこから解放されるにはどうすればいいのでしょうか?
それは今ある「火事を消す」だけではなく、そもそも「火事を起こさない」ように時間を使っていくことを考えて行動していくことが必要になります。
これはどういったことなのでしょうか?
次回に続きます。
今後の予定
12/9 脳卒中からアスリートまで使える歩行の真実
12/16 OPAサッカーメソッド 東京 OPA
12/23 代表波田野による定期施術会 東京 OPA
最後までお読みいただきありがとうございました。
次回もよろしくお願いします。
千葉県支部長
田村 健太